SKBBK(LINDUNG 24 JAM):マレーシアの給与明細に加わった新しいPERKESO控除を解説
誰が負担するのか、いくらなのか、なぜ2026年6月に手取り額が変わったのか
結論から言うと:SKBBK — Skim Bencana Bukan Berkaitan Kerja、通称 LINDUNG 24 JAM — は、業務外の事故を対象とするPERKESO(社会保障機構)の新制度で、 社会保障を1日24時間に拡大するものです。2026年6月1日に施行され、 全額従業員負担(賃金の約0.75%、上限月額RM44.65)で、 外国人労働者は加入必須、マレーシア人は自動加入・脱退可能です。雇用主のコストは変わりません — ただし、マレーシアのすべての給与明細に新しい控除項目が加わったため、このページでその内容を解説します。 2026年8月10日にPERKESOの公式保険料表と照合済みです。
SKBBKの補償内容と負担者
マレーシアのSOCSO労働災害保険は、従来から業務中または業務に起因する事故を対象としてきました。SKBBKは残りの1日16時間の空白を埋めるものです。自宅で、私的な移動中に、週末に — 業務外の事故や災害にもPERKESOの保障(制度の規定に基づく医療給付、一時的・恒久的障害給付、遺族給付)が適用されるようになりました。ブランド名のLINDUNG 24 JAM(24時間保護)は、まさにこの意味です。
| 項目 | SKBBK / LINDUNG 24 JAM |
|---|---|
| 施行日 | 2026年6月1日 |
| 負担者 | 従業員のみ — 雇用主負担なし |
| 料率 | 月額賃金の約0.75%(SOCSO表に準じた等級別の料率表による) |
| 上限 | 賃金上限RM6,000で月額RM44.65 |
| 外国人労働者 | 加入必須 |
| マレーシア国民 | 自動加入・脱退可能(2026年7月13日から) |
| 予定される料率引き上げ | → 2028年6月に1.0% · → 2031年6月に1.25% |
| 雇用主コストへの影響 | なし — EPF/SOCSO/EIS/HRDFは変更なし |
給与明細ではこう見えます
| 月額賃金 | SKBBK控除額(従業員負担) |
|---|---|
| RM3,000 | 約RM22.15 |
| RM5,000 | 約RM37.15 |
| RM6,000以上 | RM44.65(上限) |
金額はPERKESOの公式保険料表(SKBBKを含むJadual Caruman)に基づきます。等級の構造は、賃金上限RM6,000のSOCSO第一種(First Category)表と同一です。正確な手取り額の計算には、SKBBK切り替え機能を備えたマレーシア雇用コスト計算ツールをご利用ください。
給与計算チームがやるべきこと
実務上のステップは3つです。まず、給与計算システムにSKBBKの料率表を反映させます(外国人労働者の加入義務も忘れずに — 外国人従業員は2025年10月にEPF(従業員積立基金)の対象になったばかりで、2026年6月からSKBBKも加わったため、見落としが多発しています)。次に、最初の対象給与明細が発行される前に従業員へ新しい控除項目を周知します — 「なぜ手取りが減ったのか?」という問い合わせは完全に防げるものです。最後に、脱退を選択したマレーシア人従業員の選択記録を保管します。Anidayがマレーシアの給与計算を代行している場合、または雇用代行(EOR)でチームを雇用している場合は、これらすべてに対応済みです — 詳しくはマレーシアの雇用代行(EOR)をご覧ください。
出典
SKBBK — よくあるご質問
2026年6月に手取り額が減ったのはなぜですか?
SKBBKが原因である可能性が高いです。2026年6月1日から始まった従業員負担の新しいPERKESO控除で、月額最大RM44.65です。グロス給与と雇用主の拠出は変わっていません。
脱退できますか?
マレーシア国民は可能です。加入は自動ですが、2026年7月13日から脱退の選択ができるようになりました。外国人労働者は脱退できず、SKBBKへの加入は必須です。
雇用主は追加で何か負担しますか?
負担しません。SKBBKは雇用主負担のない珍しい法定制度で、マレーシアでの雇用主の総コスト(EPF 12〜13%+SOCSO+EIS+該当する場合はHRDF)に影響はありません。
料率は上がりますか?
はい、公表済みのスケジュールで引き上げられます。現在の約0.75%から、2028年6月に1.0%、2031年6月に1.25%となり、賃金上限RM6,000は維持されます(したがって上限額も比例して上がります)。
SOCSOやEISとの関係はどうなりますか?
それらに追加される制度です。SOCSOは引き続き労働災害と障害を対象とし(雇用主・従業員で分担)、EIS(雇用保険制度)は失業を、SKBBKは業務外の事故をカバーします。いずれもPERKESO(社会保障機構)が運営し、いずれも賃金上限RM6,000の等級別料率表に基づきます。